転院先の医院選びで重視すべき条件 - 専門医の有無、装置対応、治療方針の継続性を比較。
転勤や引っ越しで矯正治療中に医院を変える場合、医院選びは非常に重要です。下記のポイントを重視しましょう。
- 矯正専門医が在籍しているか
- 現在使用している装置(ワイヤー矯正、マウスピース矯正など)に対応可能か
- 治療方針の継続性が保てるか
- 診療時間やアクセスの利便性
- 転院受け入れ実績や口コミの評価
比較しやすいよう、主な条件を整理しました。
| 比較項目 |
重要ポイント |
| 専門医の有無 |
確かな技術と経験があるか |
| 装置の対応 |
現在の矯正装置にスムーズに対応できるか |
| 治療方針の継続性 |
診断内容や治療計画が引き継げるか |
| アクセス・診療時間 |
通院しやすい立地・時間帯か |
| 転院受け入れ実績 |
転勤族や転院患者の受け入れ経験が豊富か |
医院選びは治療の質と継続に直結します。事前に複数のクリニックに相談し、条件をしっかり比較しましょう。
治療記録・装置の引継ぎ方法 - ワイヤー矯正・マウスピース矯正別に注意すべき点を解説。
転院時は治療記録や装置の情報を正確に引き継ぐことが重要です。
ワイヤー矯正の場合
- 治療経過や使用中の装置の種類、現在の歯並びの状態を詳細に記録
- 担当医師が作成した資料やレントゲン画像、診断書を新しい医院に提出
マウスピース矯正(インビザライン等)の場合
- マウスピースの型番や治療計画書、進行具合のデータを用意
- デジタルデータの共有が必要な場合もある
転院時は、担当医師としっかり相談し、必要な資料やデータを揃えておくことがスムーズな治療継続につながります。
インビザライン転院時の特有の注意点 - デジタル管理やメーカー対応も含めて解説。
インビザラインなどのマウスピース型矯正は、デジタルデータで治療計画や進捗を管理しています。転院時は下記の点に注意が必要です。
- 治療計画データの移管手続き
- 現在のアライナー(マウスピース番号)の確認
- 新しい医院がインビザライン公式提携クリニックかどうか
- メーカーへの手続きが必要な場合がある
手続きが不十分だとアライナーが再発注になる場合や追加費用が発生することもあります。事前に担当医と新しい医院、メーカーの3者で連携を取りましょう。
転院時の費用負担と契約上の注意点 - 返金や追加請求の可能性を事前に把握する方法。
転院時の費用トラブルを防ぐためには、契約内容をよく確認し、事前に担当医院と相談することが大切です。
- 未治療分の返金や清算方法の確認
- 転院先での新規契約や追加費用の有無
- 装置の再作成や調整にかかる費用
- 保定期間中の費用負担や保証内容
下記のような表で自身の状況を整理しておくと便利です。
| 費用項目 |
現在の医院での対応 |
転院先での対応 |
| 未治療分の返金 |
契約内容をもとに清算 |
新規契約・追加請求の可能性 |
| 装置の再作成費用 |
状況により自己負担の可能性 |
要確認 |
| 保定期間の費用 |
返金・保証内容を要確認 |
新たな費用が発生する場合有 |
不明点や不安がある場合は、転院前に必ず医院へ相談し、納得のいく形で手続きを進めましょう。